2020/09/19 03:10
DrivePay~(株)宇佐美鉱油編
7月1日に出光系セルフSSでDrivePayの導入が始まってそろそろ3ヶ月。19日現在、ほぼ4割のSSで
同ツールを利用する事ができ、来年4月のブランド統一までには全店で利用できると期待しています。
ここで気になるのが出光系の大手販売店である(株)宇佐美鉱油さん(※以下、宇佐美)。
宇佐美では①出光②ENEOS③昭和シェル④キグナス=計4つのマークを掲げており、
その中でも出光マークは312店。元売子会社である出光リテール販売(株)さんの
354店に次ぐ店舗数となります。312店のうち、宇佐美のセルフ/スプリット店は
147店。「宇佐美ヘビーユーザー」の私としては全国の宇佐美セルフでDrivePayが
いつ、使える様になるのか、非常に気になっていました。
ご存知の通り、宇佐美のSSは元売の看板は掲げているものの、ハウスカードである
うさっぴぃカード・うさっぴぃカードプラスを主軸に顧客の囲い込みを図っており、
元売クレジットカードである①出光カード②ENEOSカードでの給油時値引きなし→
(※請求時値引きのみ)。出光キャッシュプリカは使えません。③のシェルマークでは
Starlexカードでの店頭/請求時値引きはありますが、主力カードのPontaクレジットは
一般提携クレジットカード扱い。Pontaカードはポイントカードとしても使えません。
④のKygnus JACCS CARDも給油値引きのない一般クレジットカード扱いです。
こうした「元売の施策とは一線を画した」自社カード戦略を展開する宇佐美が
新ツールを受け入れるのかは7月時点で正直、疑問視していました。というのは
ENEOS(株)が昨年7月から系列セルフ店でEnekeyを一斉発進させた際、宇佐美は
導入を見送っており、現在でも全店、Enekeyは使えません(※理由は後述します)。
ところが今年に入って宇佐美は、外装機器を非接触決済ツールに対応したものに
変更するSSを増やしてきました(※先発は子会社である宇佐美エナジーだったと
記憶しています)。このような改装は出光マークだけでなく、ENEOSマークでも
並行して行われています。添付した写真を見て下さい。「QRコード」の上部に
ICポートが埋設されているのがわかります。いまやキャッシュレス決済がトレンド。
SS業界も例外ではありません。系列問わず、他特約店・販売店も非接触決済を
積極的に導入しています。現金とクレジットカード決済だけだった宇佐美も時流に
逆らえず、電子マネー導入に方向転換したものと考えられます。すでに楽天Edyで
決済できる店舗もあり、DrivePay導入はその延長線上にあるものと考えられます。
今月、(株)西日本宇佐美・関西支社および(株)東日本宇佐美・東京販売支店に
電話を掛け、DrivePayの件について調べて頂くよう依頼。昨日までに回答を
頂きました。双方の話を要約すると
①DrivePayは年内に導入可能
②DrivePay導入は宇佐美のセルフ/スプリット全店一斉に実施
③iD、QuicKPay、au Pay等の電子マネーも追って、セルフ方式で導入
(※現在、電子マネー対応SSではスタッフが決済するセミセルフ方式)
との事でした。
なお、宇佐美の計量器/POSは系列問わず、すべて出光仕様のためEnekey
導入にあたって、機器の入れ替えが必要なため、現時点でのEnekey導入は
白紙の状態らしいです。少し残念ですが、年内は出光系列の宇佐美限定で
DrivePayを酷使?してEnekeyは寝かせておくつもりです(笑)
コメントをするにはログインまたは会員登録が必要です