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2018年11月10日
こんにちは。
gogo.gs事務局 古沢です。
11月に入り、紅葉も色づき始め、秋の深まりを感じられますね。
今年の冬は、暖冬になるのでしょうか。
暖冬と言っても、やはり冬は暖房が手放せない季節ですね。
今回は、冬の必需品である 灯油と ガソリンの違い、特に価格について、簡単に説明します!
ガソリンも灯油も、元は同じ石油からできています。
元は同じ石油なのに、どうして違う製品になるの!?
ガソリンと灯油の違いは、抽出する際の蒸留する温度にあります。
ガソリンの沸点が一番低く、次に灯油、そして軽油の順に沸点が高くなります。
ガソリンは、引火点も低く、揮発性も非常に高いので、常温で燃えやすい特徴 があります。
灯油は、引火点が高く、揮発性も低いため、常温で燃えにくく比較的安全 であるため、家庭での燃料によく利用されています。
同じ石油からできているのに、ガソリンと灯油では、価格の差が大きいのが不思議ですね。
どれくらい価格の差があるのか、確認していきましょう。
ガソリンスタンドの店頭で表記されている灯油の価格は、18Lあたりの価格を表示している場合が多いです。
そのため、gogo.gsでも、18Lあたりの価格を表記しています。
今回は、ガソリンと灯油の価格を比較するために、灯油も1Lに換算して比較してみましょう。
現在(2018年11月7日時点)、gogo.gsの全国平均価格は、レギュラーガソリン 155.1円/L、灯油 94.2円/L となります。
現在の価格を比較すると、灯油価格はガソリン価格より 60.9円/L 安く、ガソリン価格の約6割程度の価格となります。
では、もし今後 ガソリン価格が1.5倍になったら、灯油価格も1.5倍になるの?というと、そういう訳ではありません。
この価格の違いは、ガソリンと灯油の 税金の違い が大きく影響しているからです!
ガソリンと灯油では、1Lにかかる税金だけで 約 58.3円の違いがあります!
この税金の差が、ガソリンと灯油の価格差の大きな要因 になっていることがお分かりかと思います。
そのため、ガソリン価格が高騰しても、逆に下落しても、ガソリンと灯油の価格差については、だいたい60円前後 になりそうですね。
ただし、1年を通じて需要の高いガソリンに比べ、冬の時期だけ需要が高まる灯油では、その需要時期の違いから価格推移にも若干の違いが出てくるようです。
gogo.gsでは、灯油価格のランキングや価格推移なども、調べることができます!
灯油価格の調べ方は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
今回は、ガソリンと灯油の価格の違いについて、簡単に説明いたしましたが、お分かりいただけましたでしょうか!?
今年は、灯油シーズンが始まった当初から、灯油価格の高さが話題になっていましたね。
暖冬になって、灯油の消費量が少なくてすむことを願いたいです。
最後におまけのご紹介です。
今回、ガソリン・灯油の税金を計算するにあたり、こんな面白いサイトを見つけました。
ガソリンや灯油の税金の計算以外にも、税金・利息・割り勘まで、色々な計算が一瞬でできるサイトとなっています。
女性には優遇、先輩上司には特別支払いをお願いする割り勘計算、なんていうのもあります(笑)
面白いので、あとで色々いじってみたいと思います(^_-)-☆