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2016年11月25日
11月24日木曜日、東京で観測史上初めて、11月に雪が積もる「積雪」となりました。
11月に都心での初雪も54年ぶりとなるそうです。
前日が、祝日だったこともありあわててスタッドレスタイヤへ交換した方も多いのではないでしょうか?
ところで、スタッドレスタイヤとはどういう意味かご存じでしょうか?
なんとなく、雪道や凍った道用の冬につけるタイヤというイメージは持たれているかと思います。
スタッドレスタイヤの、スタッドは、stud 「金具、留め具、鋲(びょう)、スパイク」を意味しており、スタッド「レス」なので鋲がないタイヤという意味になります。
しかし、普通の夏タイヤには鋲があるというわけではないんです。
これは、冬用タイヤの歴史にも関係があります。
冬用タイヤといえば、以前はタイヤに鋲がついたスパイクタイヤが主流でした。
しかし、スパイクタイヤは路面を削りながら走るので道路への影響が大きいため、スパイクタイヤは条例等により規制をされました。
そこで新たな冬用タイヤとして主流となったのが、スパイクタイヤのように鋲がないタイヤ、スタッドレスタイヤなのです。
タイヤについては、車を乗る方には大変身近なものなのですが、知っているようで知らないことも多いです。
今回はその中でも、意外と知られていないタイヤ交換についていくつかご紹介いたします。
Aさん「タイヤ交換 1本 3,000円らしいんだけどどうだろう?」
Bさん「えーそれは高いよ。家の近くで1本500円でやってくれるところがあるよ。」
のような会話の場合、お互いが話しているタイヤ交換の意味するところが違っている場合があります。
タイヤ交換とは、文字通り自動車のタイヤを交換する作業なのですが一言でタイヤ交換と知っても、いろいろな意味で使われることがあります。
実際の意味を良く理解していないと、タイヤ交換をしてもらう際のトラブルの原因ともなりますのでしっかりと理解しておきましょう。
それでは、一つずつ順に解説していきます。
タイヤの脱着は、車についているタイヤをホイールごと取り外して、別のホイール付きのタイヤを取り付けることを指します。
毎シーズンスタッドレスへ交換が必要な地域の方は、ジャッキやレンチを使ってご自身で作業される方も多いのではないでしょうか?
おそらく、店舗にて1本500円から1,000円前後でやってくれるというのはこの作業を指している場合が多いかと思います。
また、「来週雪が降りそうだけど、スタッドレスにタイヤ交換した?」みたいな場面で使われるタイヤ交換は、タイヤの脱着という場合が多いかと思います。
タイヤ組み替えは、タイヤチェンジャー等の機械を使ってホイールからタイヤを取り外し、取り外したホイールに新しいタイヤをはめる作業になります。
こちらは、しっかりとした道具が用意できれば可能ではありますが、なかなかご自身で行うには難しい作業かと思います。
料金については、タイヤの大きさや種類によって価格が変わる場合がほとんどかと思います。
バランス調整は、ホイールが回転する際の前後左右のバランスを均等にするための作業になります。
この作業を行わないと、高速走行時にハンドルが震えてしまったり、ハンドリングに違和感がでたりします。
基本的には、タイヤの組み替えをした場合には必須の作業となります。
ホイールにある、タイヤに空気を入れる部分の交換になります。
ここが劣化してしまうとエア漏れの原因となりますので、タイヤ交換時にチェックする必要があります。
いらなくなったタイヤは、一般家庭ゴミとしては捨てられません。
ですので、タイヤ交換をしてもらった店舗で引き取ってもらわないと、一般廃棄処理業者へ持ち込む必要があります。
廃タイヤ処理は、タイヤ交換とは別料金で表記している場合も多いのですが、こちらもタイヤの組み替えの際には必要になる料金となります。
このように一言でタイヤ交換といってもいろいろな作業が発生する可能性があるため、調べた際や、知り合いに聞いた際には安いと思っていたけど、実際は高くついたり、高いと思っていたけど実はトータルでは良心的な料金だったりする場合もあります。
また、タイヤ交換の料金はタイヤ交換してもらう店舗で購入した場合と、他で購入して持ち込んだ場合では料金が違う場合もあります。
タイヤ交換の料金のわかりにくさはこういったところにも原因があるのかもしれません。
タイヤ交換をお願いする際には、事前にどういった作業が発生する可能性があるのかを簡単にチェックしてから店舗選びをしてみましょう。