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2019年5月17日

セルフ給油の時に「給油許可」が必要、って知っていますか!?給油許可までの流れを詳しく解説します!

こんにちは。

gogo.gs事務局 古沢です。


最近は、セルフサービスのガソリンスタンドが主流となり、誰でも簡単に自分で給油することができるようになりましたね。


油種や給油量、支払い方法をタッチパネルで選択した後、レバーを握るだけで給油が始まる。


まるでファミレスにあるドリンクバーのように、押せば出る!と思っている方も多いのでは?




給油が始まる前に、ガソリンスタンドのスタッフが「給油許可」をしていることは知っていますか!?


きれいなガソリンスタンドで、気軽にセルフで給油をしていると、つい忘れがちかもしれませんが、ガソリンや軽油は危険物です。


セルフサービスのガソリンスタンドでは、危険物取扱者の資格を持つスタッフの監視が常に必要となります。

誰でもセルフで給油できるのは、資格を有するスタッフがいざという時に対応できるように常駐しているからなのです。


それでは、実際にどのように「給油許可」を行っているか、実際のガソリンスタンドでの様子を見てみましょう!


ガソリンスタンドの給油レーンに車が入ります。




この時点で、サービスルーム内にいるスタッフが窓越しに、「そろそろ2番レーンに給油許可が必要になるな」とチェックしています。


サービスルーム内のスタッフがいるカウンターは、一見奥まっているようで、実は給油レーン全体をよく見渡せる位置にあります!


給油にきたお客さんは、給油のためタッチパネルの画面操作をして、給油準備を行います。

ここで、お客さん自身で、給油する油種・給油量・支払い方法などを選択します。




パネルの操作が終わると、いざ給油する油種の給油ノズルを持ち上げます。


ここで、いよいよ「給油許可」が求められます!


サービスルーム内のカウンターにある機械から、ピンポンパンポ~ン♪ と音が鳴るんです!!


その音を合図に、スタッフはがモニター画面を確認して、「給油許可」のボタンを押すことによって、お客さんは給油することができるようになります。




この時に、モニター画面では、給油するお客さんの全体像や手元をアップにした画像を見て、下記のようなことを確認します。


・給油ノズルが車両の給油口に挿入されているか

・携行缶やポリタンクなど車両以外に給油しようとしていないか

・タバコを吸っているなど危険な状況にないか


モニター画面を通して、瞬時に確認を行い、全てクリアした場合にのみ「給油許可」のボタンが押されるのです。


ガソリンを入れる時、給油ノズルからガソリンが出てくるまでの時間が、マチマチだったりしますよね。


あれは、給油機の調子によるものではなく、「給油許可」のボタンが押されるタイミングによて差があるのです!



今回、取材にご協力いただいた 昭和シェル石油 藤沢SS / 関東礦油(株) では、サービスルーム内の一角に、一見するとパソコンかレジのような機械があり、そこがモニターになっていました。

(カウンター内に入って、実際に「給油許可」を操作する場面を見させていただきました!)


給油をお知らせする ピンポンパンポ~ン♪ の音は、それ程大きくはありませんが、静かにサービスルーム内に座っていると聞こえてくるかも!?

そうすると、カウンター内のスタッフの手が、モニターに伸びます。


もし、今度ゆっくりサービスルーム内にいる機会がありましたら、こっそり観察してみてくださいね( *´艸`)

お!今「給油許可」ボタン押してるな、と分かるかもしれません。


いつも当たり前のように、セルフサービスのガソリンスタンドで給油している裏側では、このように安全を守られていたと気が付くと、ちょっといつもと違う見え方ができそうですね。


今回は、ガソリンスタンドの雑学をお届けしました!