ガソリンスタンド関連のニュースやサービスからのお知らせ、ガソリン価格集計レポートを配信しています
2019年5月31日
こんにちは。
gogo.gs事務局 古沢です。
5月後半は、早くも “真夏日” を迎え、暑さが厳しかったですね。
これから6月にかけて、梅雨入りすると、ジメジメと湿気も増し、いよいよエアコンが本格始動です。
家庭用エアコンのフィルター掃除は常識となり、最近はプロによるエアコン内部のクリーニングも普及してきていますね。
カビや埃などを取り除いて快適に使うためにも、電気代節約のためにも、メンテナンスは欠かせません。
メンテナンスが必要なのは、家庭用エアコンに限ったことではないのです。
これからの時期、車に乗る時に必ずつけることになるカーエアコンも、メンテンナスが大切です!
オイル交換などのメンテナンスは、定期的に行っている方も、カーエアコンのメンテナンスはすっかり忘れていた!という方も多いのでは!?
本格的なシーズンを迎える前に、カーエアコンのメンテナンスを知っておきましょう。
今回は、横浜市にあるENEOS Dr.Driveの店舗へ、お話を伺いにいきましたよ。
カーエアコンのメンテンナスが必要となるのは、フィルター と エアコンガス の2箇所になります。
フィルターは、家庭用エアコンとは異なり、“掃除” ではなく “交換” となります。
フィルターの交換目安は、1年 または 1万キロ走行 となります。
フィルター交換をされる方が多い時期は、エアコンを本格的に使い始める梅雨前や、花粉の時期のようです。
ガソリンスタンドで交換される場合、フィルター代金3,240円 + 作業工賃 1,080円位となります。
(お店や車種によって異なりますので、実際に作業をお願いする店舗でご確認ください。)
取材させていただいたガソリンスタンドでも、サービスルーム内にフィルター交換の案内がありましたよ。
作業時間も10分程度と、手軽にできるメンテナンスです。
カビ臭い風が出てくる、風量が弱い、と感じたら、フィルター交換してみるといいですね。
カーエアコンの仕組みは、家庭用エアコンとは少し異なります。
配管の中にある “エアコンガス” に、コンプレッサーで圧力をかけて液体にします。
液体となった “エアコンガス” を霧状に吹き出して、今度は気化させます。
液体が気化する時に熱を奪う「気化熱」で、冷気を出せるようになります。
よく例えられるのは、注射をする際にアルコール消毒をすると、ヒヤッとすることです。これは、液体のアルコールが蒸発して気化し、熱を奪うためです。
気化した “エアコンガス” は、再び圧力をかけて、液体にする...という循環のため、エアコンを使うことにより “エアコンガス” が減ることはありません。
それでは、どうして “エアコンガス” のメンテナンスが必要になるのでしょう?
完全に密閉することは不可能なため、自然に少しずつガスが漏れてしまうのです。
また、配管の継ぎ目のゴムなどの劣化により、漏れてしまうこともあるそうです。
“エアコンガス” の量が減ってしまうと、冷房の効きが悪くなってしまうため、 “エアコンガス” の補充のメンテナンスが必要になってきます!
エアコンガスのメンテナンス方法は、エアコンガスの補充が必要となりますが、どの位の量が減っているのか正確に分からなければ、どの位の量を補充していいか分かりません。
エアコンガスは、多すぎても少なすぎてもダメなのです!
そのため、車に残っているエアコンガスの量を正確に知る必要があります。
また、車に残っているエアコンガスには、水分などの不純物が溜まってしまっていることもあります。
そこで、エアコンガスのクリーニングが必要 となります!
作業方法は、まず車に残っているエアコンガスを、専用の機械で回収します。
そこで、はじめて正確なエアコンガスの残量が分かります。
回収したエアコンガスの水分など不純物を取り除き、クリーニング後、車に戻しますが、その時に足りないエアコンガスを補充することになります。
一度エアコンガスを回収することにより、クリーニングも行えて、正確な量を補充することもできるようになります。
国産車は、エアコンガスクリーニングで、16,200円~となります。
車種により、配管の場所などが異なるため、作業費用や作業時間が変わってきます。
通常の作業時間は、30分程度です。
ミニバンなどは、3列目など後部座席にもエアコンが届くように、通常の車より配管の形が複雑となります。
そのため、作業時間は1時間弱程かかります。
今回お伝えした価格や時間は、取材したガソリンスタンドのものとなるため、参考価格・時間としてくださいね。
エアコンガスの残量は、自分では確認できないため、メンテナンスが必要か、点検できると安心ですね。
今回取材したガソリンスタンドでは、実際にエアコンガスクリーニングを行う機械につないで、無料点検を行うことも可能とのこと。
針の指す数値を見て、エアコンガスクリーニングが必要か、判断することができます。
ただし、正確なガスの残量は、出してみないと分からないため、点検では分からないようです。
点検後は、もちろんその場で作業することもできますし、一度持ち帰って検討することも大丈夫です。
エアコンが効かない!と駆け込んでくる方の中には、フィルターの交換は知っていても、エアコンガスのメンテナンスについては知らない方も多いようです。
最近エアコンの効きが悪いな、と感じられている方は、エアコンガスのメンテナンスも考えてみるといいかもしれませんね。
以上、カーエアコンのメンテナンスについて、お届けしました!
すでに真夏日を記録し、エアコンが活躍する時期となっていますが、これから益々エアコンが手放せない時期となります。
本格的なシーズン前は、メンテナンスに適した時期となりますので、ご家庭用のエアコンもカーエアコンも、まずはエアコンの効き方を確認してみるといいですね!