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2019年12月6日

寒冷地仕様の軽油はどこで買える?冬場のディーゼル車は要チェック!



12月に入り、寒さも厳しくなってきました。

これからの時期、スキーやスノーボードなどウインタースポーツが楽しみな時期となりますね。


冬休みに、友達の車でスキーに行くんだ!友達の車は、ディーゼル車だから、ガソリン車と違う乗り心地も楽しみ。

ディーゼル車でスキー場に行くなら、気を付けないといけないことがあるわね!

スタッドレスタイヤへの履き替えは、gogo.gsから ネット予約 したみたいだけど、他にもあるの?

スキー場に長時間駐車しているうちに、軽油が凍ってしまわないように、3号軽油を入れる必要があるのよ。

え?軽油が凍る!?3号軽油ってなに?


本日は、軽油の種類について解説 & 寒冷地仕様の軽油が購入できるガソリンスタンドの一覧表もお届けします。ディーゼル車にお乗りの方は、要チェックです!

軽油は5種類に分かれていた!

3号軽油ってなに?軽油は軽油じゃないの?

ディーゼル車の燃料となる「軽油」は、地域や季節によって、5種類に分かれている のよ。

ガソリンスタンドに行っても、「軽油」としか書いてないから、種類が分かれているのは知らなかった!

軽油は、特1号・1号・2号・3号・特3号と5種類あります。

基本的に、夏季は1号または特1号を販売。冬季は2号、寒冷地の冬季は3号または特3号を販売しているようですが、地域によって種類や販売時期は異なります。


軽油の種類の違いはなに?

軽油が5種類あるのは分かったけど、何が違うのかな?

主な違いは、気温の変化に影響される「目詰まり点」と「流動点」よ。

軽油は、冷えてくると中に溶けていたワックス分が固まり始めます。固まったワックス成分が、燃料ポンプのフィルタを詰まらせる温度を「目詰まり点」といいます。

さらに温度が下がると、流動性がなくなってしまい、燃料パイプの中を流れにくくなります。流動性がなくなる温度を「流動点」といいます。


気温が下がると、軽油の成分が固まり、流れなくなって、エンジンがかからなくなるの。何度まで冷えても固まらないか?で、軽油の種類が分かれているのよ。

特1号の「流動点」は5℃のため、真夏などに使用されます。逆に、特3号の「流動点」は-30℃のため、真冬の北海道などで使用されます。

特1号・1号・2号・3号・特3号と、号数が大きくなるほど、「流動点」が下がり、凍結しにくくなるため、寒さに強い軽油となります。


3号の方が、1号より寒さに強く、固まりにくいんだね。


どこで3号軽油・特3号軽油は給油できるの?

スキー場に行く時は、3号軽油を入れた方がいいことは分かったけど、どこで給油できるの?

まずは、石油元売り会社のHPなどで調べてみましょう。

ENEOSのHPには、「スキー場に行く場合、普通の軽油で大丈夫ですか?」という質問に対する回答は、「スキー場近くのサービスステーションで給油されることをお勧めします。」でした。どこのガソリンスタンドで給油可能か、などの詳細については記載がありませんでした。

(参照:https://www.noe.jxtg-group.co.jp/faq/gasoline/

出光昭和シェルには、HPに記載が見当たらなかったため、問合せを行い、回答をいただきました。


「3号軽油の取り扱いサービスステーションを確認いただけるサイトも一覧表も ご用意できないのが現状です。ご利用予定の地域をお知らせいただければ、お調べしご回答いたします。」


結局、石油元売り会社でも詳しい情報は公開していないようね。

これじゃ、安心してディーゼル車でスキー場に行けないな・・・

安心して!高速道路のSA・PAにあるガソリンスタンドの情報なら、NEXCO東日本・西日本・中日本が公表しているわ。










こちらは、NEXCO東日本が、2019年3月に発表した情報を参考にいたしました。

今シーズンの販売状況や販売時期などについては、お電話等で問い合わせていただいた方が確実です。

(参照:https://www.driveplaza.com/sapa/shisetsu_service/gas_station/pdf/kanreichi2018-2019.pdf



こちらは、NEXCO西日本が、2019年11月に発表された情報を参考にいたしました。

販売期間は、12月中旬には掲載店舗どこでも販売しております。詳細はNEXCO西日本のサイトを参照してください。

(参照:https://w-holdings.co.jp/gasoline/cold_spec.pdf



こちらは、NEXCO中日本が、2018年12月に発表さした情報を参考にいたしました。

今シーズンの販売状況や販売時期などについては、お電話等で問い合わせていただいた方が確実です。

軽油の種類は「寒冷地対応」とし記載がなかったため、3号と書きましたが、特3号の取扱いについては個別にご確認ください。

(参照:https://sapa.c-nexco.co.jp/Content/storage/pdf/kanreichi.pdf

高速道路のガソリンスタンドで入れるか、スキー場に着く前に、近くのガソリンスタンドで入れるといいんだね。

そうね。出発前に満タン給油してしまい、ほとんど給油できなかった!とならないように、気を付けてね。あとは、スキー場近くのガソリンスタンドは、定休日や営業時間を確認しておいた方が安心ね。

確かに!高速道路のガソリンスタンドは高いと思ってスルーしたら、スキー場近くのガソリンスタンドが定休日だったり、営業時間外だったら、大変なことになるぞ。

いくらディーゼル車が燃費が良いとはいえ、ガス欠には気を付けて行ってらっしゃい。あとは、骨折にも気を付けて楽しんできてね!


上記リストに掲載したガソリンスタンドを、gogo.gsでも検索できるように「寒冷地仕様軽油」というキーワードを追加いたしました。


スタンド検索で、「寒冷地仕様軽油」 と入力して検索してみてください。



一般のガソリンスタンドでも、寒冷地仕様軽油を取り扱っているなどの情報が分かりましたら、是非「掲示板」で情報共有ください。

特に、3号軽油の販売が始まる境目辺りの地域の方は、よろしくお願いいたします!


本日は、ディーゼル車に乗る機会がある方には、この時期に是非覚えておいてほしい、寒冷地仕様の軽油についてお届けしました。


ちなみにガソリンは、-50℃でも凍らないそうなので、地域を問わず給油することができるので、ご安心を!