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2021年3月19日
昨年12月から、ガソリン価格の値上がりが続いています。
皆さんも給油に行く度に、ガソリン価格の値上がりを感じていると思います。
1月初めに 0.1円の値下がりを挟みましたが、16週もの間、値上がり傾向が続いています。
今週、3月16日火曜日発表の集計レポートでもお伝えした通り、レギュラーガソリンの全国平均は 143.4円と、昨年2月以来の厳しい高値となりました。
直近で一番高値を記録したのは、約1年2ヶ月前の 2020年1月20日 レギュラーガソリン 148.3円です。
現在よりも、1Lにつき 約5円高い価格となります。
当時の原油価格の高値は、2020年1月6日 1バレル= 63ドルでした。
1週間前の 2021年3月11日には、1バレル = 66ドルを記録し、昨年1月よりも高い価格となっております。
OPECプラスは、協調減産を4月まで、1ヶ月延長することに合意しました。また、サウジアラビア単独で実施している追加減産も、同じく1ヶ月延長されることが決まりました。
欧米諸国を中心に、新型コロナウイルスのワクチン接種が進み、景気回復が期待される中、原油価格が上昇をはじめました。
減産を延長したことにより、さらに原油価格の上昇が続くことが見込まれていましたが、昨日 3月18日には原油価格が一気に7%下落し、1バレル = 59ドル台となり、60ドル台を割り込みました。
下落の要因は、欧州で新型コロナウイルスの感染が再拡大してきたことも一因のようです。
2019年12月から昨日3月18日までの原油価格の推移を見てみましょう。
昨年4月に、原油価格が初のマイナス価格を記録したのは覚えていますか?
原油価格初のマイナス価格を記録したことは、コロナ禍でもサウジアラビアが大増産したことが要因の一つとされています。
ただ、今年はサウジアラビアが減産継続の姿勢を示しているため、原油価格を下支えしている結果となりました。
しかし、ここに来て新型コロナウイルスの感染再拡大により急落となりました。産油国の動きの他に、新型コロナウイルス感染状況によっても原油価格が左右されるため、先が読めない状況が続きそうです。
前回、高値を記録した2019年12月頃から、現在までのガソリン価格の流れを見てみましょう。
上記の原油価格のグラフと同じ期間となるので、価格推移を比較してみてもいいですね。
原油価格がマイナスでも、さすがにガソリン価格はマイナスにはならないわね。
原油価格が上昇すると、石油元売り会社は仕入れ値が上がるため、ガソリンなど石油製品の卸価格が上がります。
卸価格の値上がりは、私たちが購入するガソリンスタンドでの販売価格に反映されます。
このまま原油価格の高値水準が続くと、しばらくガソリン価格の値上がりも避けられそうもありません。
今後もしばらくガソリン価格の値上げが続くとなると、早め早めの給油がオススメです。
gogo.gsに投稿されたガソリン価格を分析すると、今週の週明けは 愛知県・京都府・福井県など、週半ばの昨日は 千葉県・茨城県などで値上がりがしたガソリンスタンドが目立ちました。
ガソリン値上がりの時期は、地域や店舗によって異なりますが、週明けに値上がりするガソリンスタンドも多いので、週末のうちに給油がオススメです。
ガソリン価格が動く時期は、最新価格情報をgogo.gsに投稿して、皆さんで一緒に情報共有を行いましょう!
皆さんの価格投稿へのご参加、お待ちしています!
今よりレギュラー5円/L高だった、2020年1月当時の原油価格はどうだった?