ガソリン関連ニュース＆お知らせ
ガソリンスタンド関連のニュースやサービスからのお知らせ、ガソリン価格集計レポートを配信しています
2022年2月9日
【ガソリン補助金アンケート結果】効果はあると思う？給油のタイミングは変える？ - みんなの意見をご紹介 -
ガソリン価格抑制策として、ガソリン元売り各社に補助金の支給が始まりましたが、原油価格が高騰を続けているため、補助金の効果を実感しにくい状況となっています。
補助金の支給額は上限5円とし、毎週決まります。
1月27日に 3.4円でスタート。2月3日は 3.7円、2月10日は上限の 5円が出される見通しです。
gogo.gsでは、今回初めて実施された ガソリン価格抑制策についてのアンケートを実施。
アンケートの実施期間は 2022年1月26日 - 2月5日、回答者数 2,237名となります。
早速、gogo.gsにご参加いただくドライバーの皆さんの声をお届けいたします！
ガソリン価格抑制策は効果があると思う？
ガソリン価格抑制策は効果があると思う？という問いに対し、「効果があると思う」と回答したのは 39%となりました。
約6割の方が、補助金の効果について疑問を持っているようです。
まず、「効果があると思う」と回答した方の理由を見てみましょう。
ー 何もしないよりはいいからです。
ー 効果が無くては困る。
ー 少しでも値下げの要因になる。
「効果があると思う」と回答した方の中でも「何もしないよりいい」という後ろ向きな見方を、一番多く回答いただきました。
次いで、「大きな効果を期待していない」という声も多数。
ー 効果があっても僅かだと思う。
ー 若干の効果はあるが、一時的なものかと思われます。
また、補助金の支給が大きくニュースで報道されたことや、競合店との圧力などにより、「下げざるを得ないのでは？」という見方もあります。
ー 世間が価格に敏感であるので、販売者も対応せざるを得ない。
ー 補助金が交付されるのは報道されるため、下げないわけにいかないだろう。
ー 都会は競争があるから値下げせざるをえない。地方は下がらないのでは。
それでは「効果はないと思う」と答えた方の意見を見ていきましょう。
驚くほど多くの方の回答にこの言葉があり、まさに現状を表している一言のようです。
一番回答が多かった意見は、「元売り各社」に補助金を支給することについての疑問。
ー 元売りに補助を出しても販売店が価格を決めているので意味がない。
ー 元売り会社が利幅確保できるだけなのではないか…と疑問に感じている。
ー 元売り価格に税金入れても、結局は消費者に回らないと思うから。
また、私たち消費者が実感できる政策ではないと感じている人も多いようです。
ー 補助金がどこで吸収され販売価格に反映されているかわからない。
ー 5円は流通の間で消え去る。
ー 消費者に対しての対策ではないから。
ガソリン価格が高騰する度、ガソリン税の見直しを訴える人も多くなりますが、今回も多くのご意見をいただきました。
ー 二重課税が続く限り特に消費者にはメリットがないと思う。
ー トリガー条項や消費税二重取り廃止をしなければ抜本的な対策と言えない。
原油価格の値上がりが大きいため効果が見えないとの見方もあり、厳しい状況であることは理解されているようです。
ー 原油が下がらないから。
ー 抑制分以上に価格が上昇する。
原油価格は、2月4日におよそ7年4か月ぶりに、1バレル＝93ドル台に上昇しました。2月9日時点では、再び90ドル台を下回っていますが、高値を維持しています。
ガソリンを給油するタイミングを変えますか？
こちらの質問には、全体の半数弱の方が「意識せず、いつもと同じタイミングで給油する」と回答しています。
ガソリンの使用頻度が多い派・少ない派と、それぞれ立場は異なりますが、給油のタイミングは敢えて意識されない方が多いようです。
ガソリンの使用頻度 多め
ー 通勤利用しているから。ー 生活に必要なため。
ガソリンの使用頻度 少なめ
ー ハイブリッドで、比較的ガソリン単価の影響を抑えられている。ー 元々それほど乗っていないので多少値上がりしても家計に対する影響は小さい。
また、gogo.gsでも何度もお知らせしている「満タン＆灯油プラス1缶運動」を、日頃より意識して実践されている方も多くいました。
ー 緊急時や災害などのために一定量は常に入れてある状態にしておく。
ー タンク半分程度になれば、常に満タンにする。大震災以降、常に給油タイミングはそうしている。
経済面を考えて、敢えていつもと同じタイミングで給油する方もいます。
ー 小まめにガソリンを入れることでガソリン代が標準化されると思われる。
ー いつものタイミングで給油した方が経済的である。
日頃から特売や値引きのタイミングで給油している方は、そのペースのまま利用しているようですね。
ー 週末の値引きに合わせて。
ー スタンドの特売日やキャンペーンを利用します。
結局 それな！！の この回答。
考え出すと樹海…
原油価格が高止まりしている今、値下がりを期待できないため、必要に迫られて給油する方も多いようです。
ー 値下がりする期待値がないので、上昇さえしなければ給油したいと思う。
ー 下がるまでガソリンがもたない。
背に腹は代えられないので。
値上がりが止まらない状況では、早めに給油した方が良さそうと判断する方もいますね。
ー 毎週上がる展開が長く続くから、日曜あたりに満タンにするよう心がける。
ー 上がっている間は、早めに給油したほうが、支出を抑えられるため。
ー 今の状況では高くなる一方だから。
また、ガソリンスタンドのLINEやメルマガなどで、値上がり通知が来るタイミングで給油される方もいるようです。
待てるものなら待ちたい！という気持ちは、皆さんあると思います。
ー 現在は一番高いので、ガス欠にならない程度に出来るだけ我慢し、次回の給油も必要最小限度だけ給油します。
ー しばらく遠出する予定がないので、値下がりを待ちます。
ー 補助金の効果がわかるまで、最低限で繋ぐようにしたいから。
その一方で、自動車の利用自体を抑える方もいます。お住いの地域に寄りますが、車の利用を控えることが一番の節約に繋がりそうですね。
ー できるだけ自家用車の利用は控えているため。
ー 自転車通勤に切り替えたから。
ー 健康も兼ねて歩く機会を増やす。
かなり家計にひびいているので。。
今回発動された ガソリン価格抑制策を評価しますか？
ガソリン価格抑制策を「評価する」と回答したのは、45%。
ガソリン価格抑制策は「効果があると思う」と回答したの 39%より、若干多い回答となりました。
何もしないよりはマシ。
ー 金額や時期は遅すぎるくらいだが、やらないよりマシ。
ー 評価はするが、即効性があるかは疑問。
ー 安くなるのであれば、評価する。
でも税金だよね！
ー 170円で頭打ちとなるなら、誰もが最悪の事態でもそこまでで済むという「価格の天井」が共有できる為。
ー 一時的でも生活の足しになる。
ー 評価されるべきとは思うが、政府がもっと大胆に価格抑制介入しなければ、大きな効果見込めない。
効果は未知でも、やってみたことには賛成。
あまり高く評価はしていないものの、何もしないよりは良かったと、やや後ろ向きな姿勢で評価する意見が多く見られました。
ただ、半数以上の方は「評価しない」と回答されています。その理由は！？
ー 消費者にこの恩恵が来るのか、かなり怪しいから。
ー 市販価格に反映される保証がないから。
やはり補助金の効果が見えにくい点が、評価に繋がらないようです。
すでにお伝えした通り、政策の評価の点でも、ガソリン税の見直しについて求める声を非常に多くいただきました。
ー どうせやるなら、暫定税率の一時停止とかでやって欲しかった。 それなら非常に評価した。
ー 暫定税率解除の方が、インパクトがあり効果絶大。
ー 二重課税やめる方が先だと思う。
理解しづらい制度であり、補助金の他にも当事業にかかる経費が膨大で、税金の無駄遣いだから。
ー パフォーマンスでしかないため。
ー わかりやすいという意味で「政権の人気取り」と思われる。
補助金事業にかかる経費を問題視する声や、政治的なパフォーマンスにすぎないと捉える方もいます。
また、補助金が支給されるが、値下がりに繋がらないことにより、ガソリンスタンドを心配する声もありました。
ー 店頭が困るだけ。 板挟みになる。
皆さんは、今回のガソリン価格抑制策・元売りへの補助金支給について、どのように考え、どのように評価しますか？
今後も ガソリン価格比較サイト gogo.gsでは、皆さんとガソリン価格情報を共有することで、ガソリン価格の動向を確認していきたいと思います。
この記事をXでシェア
焼け石に水