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2022年8月26日
ガソリン価格の高値が続いています。
昨年10月に レギュラー160円を超えて以降、さらにガソリン価格の値上がりが続き、値動きはあるものの160円を切ることはありません。
原油価格は値下がりはじめましたが、ガソリン価格が値下がりするのは まだまだ先となりそうです。
原油価格が値下がりしてもガソリン価格は下がらない理由とは!?
まず ガソリン価格に大きく影響を与える原油価格の値動きを確認しましょう。
現在は1バレル = 93ドル台となっています。(※ 2022年8月26日時点)
6月中旬には1バレル = 120ドル台と高値を記録しましたが、その後徐々に値下がりをはじめ、7月下旬以降は1バレル = 100ドルを下回っています。
原油価格が値下がりした要因は?
欧米の利上げにより、景気が減速することへの懸念
中国景気の先行きに対する警戒感が高まった点
イランの核合意再建に向けた交渉が進み、イラン産原油が輸出再開される可能性
ただし、原油価格が値下がりすることで、サウジアラビアなどの主要産油国が減産の可能性を示唆するなど、原油価格の先行きは不透明となります。
原油価格が、ロシアのウクライナ侵攻が始まった2月下旬頃と同じ水準に戻った と言われても、ガソリン価格が値下がりしていない!?
現在もガソリン価格には、政府より ガソリン補助金が1L当たり30円以上支給 されています。
最新 8月25日~8月31日のガソリン補助金支給単価は 32.4円。
ガソリン補助金の支給単価は毎週決定します。グラフは、これまでのガソリン補助金支給額の推移となります。
こちらの補助金支給を含めて、現在のガソリン単価が 164.9円となります。( ※ 8月22日時点レギュラーガソリンの全国平均 )
ガソリン補助金は 168円程度 ( ※ 資源エネルギー庁調べ) になることを目標に設定されるため、今後も原油価格が値下がりした影響を受けたとしても、ガソリン補助金の支給額が減少していくだけで、ガソリン価格として単価が大幅に安くなることはありません。
現在のガソリン価格には、多くのガソリン補助金が支給されている
仕入れ値の値下がりにより、ガソリン補助金の支給額が減少する
原油価格が値下がりしてもガソリン価格が下がらない理由となります。
ガソリン補助金の期限は 2022年9月末日までとなり、現在10月以降についても補助金の支給延長が検討されております。
10月以降も延長された場合、その条件なども現行通り維持されるか注視したいですね。
ガソリン価格は本当はいくら!?
ガソリン補助金は、毎週決定する支給単価に基づき、 石油元売り会社へ支給されます。
ガソリン補助金の支給額に、支給額更新より4日後のガソリン全国平均価格を足した価格の推移を確認しましょう。
2022年1月初めは、まだガソリン補助金の支給はなく 160.8円でした。
1月下旬に170円を超えたため、ガソリン補助金の支給が開始されます。
5月中旬には、初めてガソリン補助金 + ガソリン価格の合計が 200円を超えました!
その後8月中旬まで200円を下回ることはありません。
もしガソリン補助金がなかったら、3ヶ月以上もレギュラーガソリン 200円超えの日々が続いていたことになります。
ガソリン補助金の支給がなくても 170円以下にガソリン価格が落ち着くまでは、しばらくガソリン価格は高値を維持した状態が続きそうです。
また、原油価格の影響だけでなく、石油は輸入製品のため円安の影響も受けます。今春以降急速に円安が進んだことも合わせて、厳しい状況となりそうです。
まだまだ続くガソリン高値には、個人としても対策していきたいですね。
元売り系クレジットカードを活用する
共通ポイントカードでポイントを貯める
LINEやメルマガなど登録してクーポンをもらう
gogo.gsでガソリン価格の安い地域やお店などを調べる
できることからしっかりと対策を行い、これからも続くガソリン高値に備えていきましょう。
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