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2023年6月29日
レギュラーガソリンの全国平均価格は、6週連続の値上がり。来週もガソリン価格は値上がりが予想されています。
原油価格に目立った動きはありませんが、なぜガソリン価格は値上がり始めたの!?
5月までは、ガソリン1L 168円の基準価格を上回る分について、25円を上限として全額支給されていました。
6月以降は、ガソリンの補助金の【補助率】を2週間ごとに1割ずつ引き下げられています。
6月のガソリンの補助金はどう推移した!?
ガソリン価格の動きと合わせて、確認してみましょう。
6月1日から【補助率】が90%となり、2週間ごとにガソリンの補助金の【補助率】が1割ずつ引き下げられています。
今週 6月29日からは 補助率70%となりました。
それに伴い、補助金の減額分が大きくなっていることが分かります。
実際に支給されている金額は【補助金支給額】をご覧ください。
6月以降ガソリンの補助金の補助率の減少に伴い、ガソリン価格が徐々に値上がりしていることが分かります。
6月は2.8円の値上がりとなりました。
原油価格に大きな動きがない場合、今後もガソリンの補助金の補助率が下がることにより、ガソリン価格が値上がりすることが予想されます。
ガソリンの補助金は、9月末で終了となります。
今週は 9.7円支給されているガソリンの補助金が、10月以降は0円となるため、今後のガソリン価格の値上がりは避けられそうにありません。
ガソリン価格 1年の推移となります。
昨年7月17日以来、約1年ぶりの高値となっています。
原油価格は、昨年6月中旬に 1バレル = 120ドルを超える高値となって以降、多少の振れ幅がありながらも値下がりを続けています。
現在は 1バレル = 60ドル台後半を推移。
原油価格の値下がりに合わせて、ガソリン価格もガソリンの補助金上限内に収まる程度まで値下がり、ガソリン価格は落ち着きを取り戻しました。
ただ、今回ガソリンの補助金の補助率が下がることにより、ガソリン価格の値上がりは続きそうです。
また、原油価格以外の要因では、再び円安が進んでいることも影響を与えそうです。
9月末のガソリンの補助金終了に向けて、ガソリンの補助金の補助率が下がり続けます。
今後も、ガソリン価格やガソリンの補助金の推移について、引き続きレポートしていきます。