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2023年9月28日

9月からガソリン補助金拡充でどう変わった!? - ガソリン補助金延長に賛成?反対?アンケート結果発表!-



9月以降ガソリン補助金が再び拡充されたことにより、ついにガソリン価格が値下がりへ!


5月中旬以降、値上がりが続いていたガソリン価格も、17週間ぶりの値下がりとなりました。


9月のガソリン補助金はどう動いた!?

ガソリン補助金の変更点を確認しながら、ガソリン価格と原油価格の動きも合わせて確認していきましょう。



9月からガソリン補助金こう変わった!




ガソリン補助金がない場合の価格を予測


◎ 185円を超える分については全額支給。


◎ 168円~185円の部分は、10月4日まで30%支給。10月5日から12月31日まで60%支給。


ガソリン補助金の計算方法など詳しい情報は、こちらの記事もご参照ください。


ガソリン価格値下がりへ!9月から変わるガソリン補助金を解説




これまでは 168円を上回る分について補助金支給額を決定し、8月最終週は 補助率30%分を支給。


8月31日~ のガソリン補助金は 1Lあたり 9.7円の支給でした。


9月以降はガソリン補助金が拡充されたため、9月7日~ のガソリン補助金は 1Lあたり17.4円の支給と、前週より 7.7円も増額。


拡充されたガソリン補助金が反映される、9月2週目よりガソリン価格が値下がり始めました。




ガソリン価格推移 [ レギュラー ] [ 最近3ヶ月 ]



9月中のガソリン補助金は、同じ方法で算出しますが、補助金の支給額は 26.1円、30.5円、32.1円と増え続けています。


その理由は…!?



原油価格が高騰!




WTI原油価格は9月18日、一時 1バレル=92ドル台まで上昇し、今年の最高値を更新。


ガソリン補助金の補助率が下がり始めた6月は 70ドル前後だった原油価格が、上昇を続けています。


円安も続き、現在は1ドル = 149円台となっています。(※ 2023年9月27日時点)


このような状況で、再びガソリン補助金の支給額が嵩み、今週9月28日からは 1Lあたり 32.1円の補助金を支給します。



10月からガソリン補助金さらに増額


10月からガソリン補助金は、168円~185円の部分が 30%支給 → 60%支給に倍増。


17円 × 30% = 5.1円

17円 × 60% = 10.2円


* ガソリン補助金は 5.1円アップ

このまま原油価格高騰・円安が続くと、ガソリン補助金支給額は 過去最高の 41.4円に近付いてくるのでは…!?


一旦9月末終了の出口戦略を取りましたが、再び出口が見えなくなってきました。



ガソリン補助金延長に賛成?反対?




gogo.gsメンバーに「ガソリン補助金10月以降も延長に賛成?反対?」とアンケートを実施。


ガソリン補助金10月以降も延長に、8割以上の方が賛成。

その理由を見てみましょう。


ー 家計費の助けになる。(Dfm32991 さん)

ー 田舎は公共交通機関も少なく、車での移動は必須なので、補助金延長は大歓迎。(kanata2432 さん)


ー このままだとガソリンが高くて、車を利用しなくなる。(jzf_skylin さん)


ー 補助金が無ければ200円は超えると思うから。(stitch0626 さん)


ガソリン価格が安くなることを歓迎する!という賛成する意見もいただきました。


ただ、全体の意見を見てみると「賛成」と回答しつつも、ガソリン補助金以外の対策を求める声の方が多く届きました。


ー トリガー条項を発動しないのであれば、価格を下げるには補助金を継続するしかないから。(achaki1363 さん)

ー 何も無いよりはマシかと思うが、補助金するなら税金を下げるか二重税金を廃止すべきと思う。(takara4 さん)


ー 賛成ではあるが抜本的な政策ではない。 ガソリンの2重税を考えるべき。(mf9908 さん)


ー 価格を抑える意味では賛成だが、¥25.1/Lの暫定税率と言う名の恒久税率を凍結するべき。(kuro1997 さん)


トリガー条項、二重課税、暫定税率・・・


ガソリン補助金以外の対策を求める声が多く上がる一方、諦めからガソリン補助金に賛成する声もあります。


別の形でのガソリン価格の低下が望ましいが、早急に決まるとも思えないため。(kurimu1981 さん)


また、今後の税金について心配する声も多く届きました。


ー どちらとも言えないが本当の気持ちです。 この後、増税されたら、意味無いし。(Kuma1218 さん)

ー ガソリン補助金がなくなったとしても、日本は他のことに流用するから。 (dzw54321 さn)


ー 湯水の如く使うわけにいかないので、税金が上がらないのであれば の限定付で。(yama167 さん)


ー 利用者としてはありがたいから。 ただし、非所有者等との税の不平等の懸念は感じ る。そもそものガソリンの税金を見直してほしい。(kitsune664 さん)


いずれ補助金の投入に限界が来るかもしれないが、急激な物価上昇を避けるために今のところは続けてもらいたいので。(fmisaizu さん)


ガソリン補助金が長期間になり忘れつつありましたが、本来の目的は「燃料油価格激変緩和対策事業」でしたね。


ガソリン補助金の延長は反対

反対と回答された方は2割弱となりましたが、その意見も見てみましょう。


ー トリガー条項を発動してください。(aseo1112 さん)

ー トリガーを発動すべきだと思う。(hito0923f1 さん)


ー 補助金よりトリガー条項を何とかせよ!一気に25円以上価格が下げられる。(gogo_279 さん)


一番多くいただいた意見は「トリガー条項の発動」を求める声。


ー 補助金を出すより先に、暫定税率をやめるなど他にやることがある。(hide さん)

ー 補助金などで対応しないで、二重課税や暫定税を廃止すれば良い。(hamakaze さん)


ー 一時凌ぎの補助金だと、また無くなった時に大幅な値上げにつながる。(nori905 さん)


ー そもそも税金分を取ってから、補助って変だと思います。(senna さん)


補助金制度への疑問の声も多く上がりました。


将来の負担への先送りである。(funfun7 さん)



皆さんの回答内容を見ていると、「賛成」「反対」どちらも同じ意見。ガソリン価格高騰に対して抜本的な対策を求めています。


トリガー条項、二重課税、暫定税率など、問題点が見えやすいだけに、見直しを求める声が大きく上がります。



10月以降は、さらにガソリン補助金が拡充されますが、現時点では12月末で終了予定。


これから灯油の需要も増える時期を迎え、ますます価格高騰の影響が大きくなっていきます。


10月以降12月頃までは、価格は一旦横ばいに落ち着きそうですが、今後もガソリン補助金やガソリン価格の動きを一緒に追っていきましょう。



アンケート期間: 2023年 8月 31日 ~ 9月 11日
回答件数: 2,884 件