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2019年10月2日
10月1日から消費税が10%に増税され、ガソリン価格にも増税分が反映されました。
消費税増税と共に、キャッシュレス・ポイント還元事業が、2020年6月までの期間限定で始まりましたね。
対象の店舗で、キャッシュレス決済を行うと、ポイント還元が受けられる制度ですが、ガソリンスタンドも対象となっている店舗が多くあります。
ガソリンスタンドでキャッシュレス決済を使って分かった!
キャッシュレス決済・ポイント還元の、ガソリンスタンドでの使い方を詳しく説明します。
目次
キャッシュレス・ポイント還元事業は、対象店舗で、キャッシュレス決済を行うと、最大5%のポイントが還元される仕組みです。
ガソリンスタンドのチェーン店は、ガソリンスタンドの運営会社が中小・小規模事業者の場合、2%のポイント還元が行われます。
ただし、ENEOS・出光・昭和シェル・コスモ石油は、元売り系クレジットカードを利用した場合のみ、運営会社を問わず、全国どこのガソリンスタンドでも2%のポイント還元を受けられます。
キャッシュレス決済・ポイント還元についての詳細は、こちらの記事を参考にしてください。
gogo.gsでは、経済産業省が発表した9月5日時点の対象店舗を、「CASHLESS」というキーワードで検索できるように、全国のガソリンスタンド情報を登録しました。
対象の店舗ページに、公式ロゴマークが表示されます。
こちらは、経済産業省のポイント還元事業が対象の店舗となります。
元売り系クレジットカードのみがポイント還元対象となる店舗は含まれておりませんので、ご注意ください。
キャッシュレス決済・ポイント還元対象の ENEOS 大船中央SS / (有)兵藤商事 へ、行ってみました。
キャッシュレス決済・ポイント還元対象ということで、サービスルームの窓には、ポスターが貼ってありました。
大船中央SSでは、キャッシュレス決済は、クレジットカードの他に、PayPayの取扱いもあります。
どの決済方法が、ポイント還元の対象となるのか、経済産業省の公式アプリで確認してみましょう。
ページを開くタイミングで、2種類の表示が出てきました。
クレジットカードのブランドマークが表示されます。
電子マネーに、「QUICPay」のマークが出てくる場合もありますが、大船中央SSでは「QUICPay」の取扱いはありません。
この点は、注意が必要ですね。
また、大船中央SSでは、「PayPay」が使えるのに、「PayPay」のマークは出てきません。
不思議に思いつつも、給油と支払いへ進みます。
大船中央SSで、「クレジットカード(ビューカード)」と「PayPay」 の2種類を使い、キャッシュレス決済してみました。
2つのレシートを見比べてみましょう。
レシートには、還元についての表記は特にありませんでした。
クレジットカード(ビューカード)の場合は、利用時期の翌々月に請求金額から減算される方法で、還元されます。
クレジットカードの明細に、下記のようなイメージで、還元額が表示されるようです。
今回の利用額は、141円だったため、2%にあたる2円が、12月に還元(利用金額より減算)される予定です。
**2019年11月21日追記**
12月請求のクレジットカード明細がWEB公開されましたので、確認いたしました。
「キャッシュレス還元明細」を確認したところ、10月に利用した飲食店等の還元については記載がありましたが、ENEOSでの利用分の記載はありませんんでした。(請求明細には、ENEOS 141円の記載がありました。)
PayPayの場合は、どうでしょう?
決済完了後の、スマホのPayPay画面を見てみます。
PayPayボーナス獲得額の欄に、1.5%特典の表示しかありません!!
これは、通常特典ですね。
それでは、参考までに、PayPayでキャッシュレス決済ポイント還元を受けた時の画面を確認してみましょう。
これは、街のパン屋さんでPayPayで支払いをした時の画面です。
PayPayボーナス獲得額の欄に、「キャッシュレス・消費還元(5%)」と表示があります。
ということは、大船中央SSでは、PayPayによる「キャッシュレス・消費還元」はなかったようです。
キャッシュレス決済ポイント還元の対象店舗で、PayPayを導入していても、その決済方法で経済産業省へ申請・認可を受けていなければ、ポイント還元の対象外となってしまうようです。
PayPayで支払いをした街のパン屋さんでお話を聞いたところ、各決済ツールごとに経済産業省から申請が通るタイミングが異なるようです。
こちらのパン屋さんでは、クレジットカードとPayPayはポイント還元の対象となっていますが、Suicaについてはまだ申請が通っておらず、支払いに利用はできますが、ポイント還元の対象外となっているようです。
話が逸れてしまいましたが、経済産業省のポイント還元対象となる決済方法の仕組みは、とても複雑です。
ガソリンスタンドによって、ポイント還元対象の決済方法が異なるため、決済前に、ポイント還元対象の決済方法を確認した方がよさそうです。
今回利用した大船中央SSをはじめ、ENEOSカードが利用できるENEOSのガソリンスタンドでは、下記のENEOSカードを利用した場合、2%ポイント還元を受けられます。
ENEOSカードをお持ちの方は、こちらのカードを利用すると、確実にポイント還元を受けられますね。
その他のブランド、出光・昭和シェル・コスモ石油では、それぞれの元売り系クレジットカードを利用することで、2%のポイント還元を受けられます。
元売り系クレジットカードを利用することで、ガソリン価格自体が値引きされる場合や、請求時値引きがある場合もあります。
それに加えて、さらに2%ポイント還元されるとなると、何重にもお得になりますね!
元売り系クレジットカードをお持ちの方は、ガソリンスタンドでは、元売り系クレジットカードを利用することがおススメですね。
ただ、元売り系クレジットカードを持っていない人は、どうしたらいいの?
経済産業省のポイント還元対象のガソリンスタンドの場合は、元売り系クレジットカード以外でも、対象のクレジットカードを利用することで、ポイント還元を受けられることができます。
いつも自分が利用しているクレジットカードが、ポイント還元の対象になっているか、こちらから確認することができます。
こちらのサイトで、利用したいクレジットカードが、ポイントの還元の対象になっているか、ポイント還元方法も合わせて確認できるため、一度確認してみると安心ですね。
また、経済産業省のポイント還元対象のガソリンスタンドがどこにあるかは、gogo.gsで検索してみてください。
クレジットカード以外のスマホ決済などでは、各社で独自のキャンペーンを行っている場合もあります。
キャンペーンを上手く利用することによって、2%以上の還元を受けられそうですね!
ガソリンスタンドをはじめ、よく行くお店では、自分にあったキャッシュレス決済方法を見つけてみましょう。
gogo.gsに「CASHLESS」と登録してあるガソリンスタンド情報は、2019年9月5日時点の経済産業省の資料を元に登録した情報となります。
経済産業省の資料には、市区町村とSS名しか書いてありませんでした。
こちらの情報を元に、gogo.gsで該当する店舗を見つけて、登録を行いました。
そのため、SS名が重複する店舗などについては、どの店舗が対象か判別できずに、登録を見送った店舗もあります。
また、今後も申請が通り、対象となるガソリンスタンドも増えていきます。
最新情報は、現地で実際に確認された皆さんからの情報を元に、追加で登録していきたいと思います。
これらの情報は、是非「クチコミ掲示板」や「サービス情報」から “キャッシュレス決済ポイント還元対象のガソリンスタンドだったよ!” という投稿でお知らせください。
(※ 今回は、元売り系クレジットカードのみ対象のガソリンスタンドは、「CASHLESS」キーワード登録から除外とさせていただきますので、ご了承ください。)
また、これからクレジットカード以外にも、スマホ決済などが利用できるガソリンスタンドが増えてくると思いますので、“〇〇payが使えたよ!” という投稿も助かります!
皆さんからいただいた情報は、事務局で確認後、随時キーワード登録させていただく予定です。
キャッシュレス決済やポイント還元に関する情報を、皆さんでどんどん投稿して、情報を共有していきましょう。
以上、ガソリンスタンドでキャッシュレス決済・ポイント還元を使ったレポートをお届けしました。
皆さんも、お持ちのクレジットカードやスマホ決済を上手に使って、ガソリンスタンドでもポイント還元を活用しましょう!