ガソリンスタンド関連のニュースやサービスからのお知らせ、ガソリン価格集計レポートを配信しています
2022年5月25日
2022年5月。沖縄県が本土に復帰して50周年を迎えました。
え!?どういうこと!?
本日は、本土復帰50周年を迎えた 沖縄県のガソリン税について詳しくみていきましょう。
沖縄県のガソリン税の違いに触れる前に、ガソリンに含まれる税金についておさらいしましょう。
ガソリン価格には多くの税金が含まれている…ということはご存知かと思いますが、実際の税金はいくらかかっているの!?
レギュラーガソリン価格 170円を例に、ガソリン価格の内訳を確認しましょう。
ガソリン170円には、72円の税金がかかっているんだね。
ガソリンの4割以上が税金で、ガソリン価格が高騰すると暫定税率が問題視されるわね。
≫ ガソリン・軽油にかかる消費税の違い ~ 消費税10%になった時の価格は!? ~
ここからが今日の本題。
つまり沖縄県内で流通するガソリンは、1Lあたり7円のガソリン税が軽減されているの。
沖縄復帰特別措置法ってなに?
沖縄復帰特別措置法とは、今から50年前の本土復帰に伴い、沖縄県内における裁判制度や教育、政府など、あらゆる分野において円滑な実施を図るために必要な特別措置を定める法律。
ガソリン税の軽減は、沖縄県における一般消費者の生活及び産業経済に及ぼす影響を考慮して、その税負担を調整するための措置として 定められました。
この措置がこれまで継続されており、令和2年度税制改正においては 令和4年からの2年間の延長 が認められています。
50年間もガソリン税が7円軽減されているんだね。
ただ 実質的には、沖縄県のガソリン税の軽減額は 5.5円 なのよ。
どういうこと??
沖縄県の離島と本島との間で、輸送コスト負担による価格差が生じることが懸念され、離島における石油製品の価格安定と円滑な供給を図るために、税収を実質的な財源として、石油製品輸送等補助事業を実施しています。
沖縄復帰特別措置法では、ガソリン税だけでなく、酒税も軽減措置をされていたのよ。ただ、復帰50年を迎えた沖縄の酒類製造業界から提言がなされ、段階的に廃止されていくみたい。
まだまだ知らないことがたくさんだな。
ガソリン1Lあたり 税金が5.5円安い、と説明してきたので「沖縄はガソリン価格が安いのでは!?」と思いますよね。
以前は全国平均と比較して、安い時期もあったのですが、現在は全国平均とほぼ同じ価格帯 もしくは 若干高めとなっています。
≫ 沖縄県のガソリン価格推移 [ レギュラー ] [ 最近1年 ]
2016年に唯一の製油所が閉鎖したことにより、輸送費などが上がり、ガソリン価格が上がった要因になったと言われています。
また、離島などのガソリン価格も高く、平均価格を押し上げている一因でもあります。
沖縄復帰50周年を機に、沖縄のガソリン税について詳しく調べてみました。いかがでしたか!?
ガソリン価格について、新たな知識が増えた気がする!
沖縄県のガソリン価格表示は、これまで「消費税抜き」価格が店頭看板に表示されている時期もありました。
現在もレシートの単価には、「消費税抜き」価格が記載されるガソリンスタンドも多い、と 沖縄在住の gogo.gsメンバーの方に伺いました。
これから夏にかけて、沖縄県に旅行に行かれる方も多いと思います。
沖縄県でレンタカーを借りて給油する際には、今回の話題も思い出しながらガソリンスタンドに寄ってみてくださいね!
沖縄と言えば…
本土とガソリン税が違うって知っている!?