ガソリン計量機のタツノを知っていますか！？

ガソリン計量機の国内シェア 60パーセント！

日頃ガソリンを給油されるgogo.gsメンバーの方なら、きっとお世話になっているはず。

日本で初めてのガソリン計量機の製作に成功して以来、現在もガソリン計量機の製造販売を行っている会社となります。

一般公開は行っていないため、普段見ることができないショールームに取材へ行ってきました。

ちょっと珍しい展示品も含め、タツノ ショールームの全貌をお届けします。

レトロ計量機コーナー

ショールームに入り、すぐ目に飛び込んでくるのは、レトロ計量機コーナー。

右側から、大正11年頃、昭和22年頃、昭和28年頃、昭和39年頃の計量機となります。

時代により、外観・機能ともに計量機が進化してきた様子が分かる、とてもおもしろいコーナーです。

昭和39年頃の計量機は、見覚えのある方もいらっしゃるでしょうか！？

展示されている中で最も古い計量機は、大正11年（1922年）頃に発売した手動式計量機。

リットルとガロン、どちらも計れる仕様になっている点は驚きますね。

こちらは昭和21年頃の可搬式計量機となります。

1922年～1970年のガソリンスタンドです。

ガソリンスタンドの時代ごとの一枚は、gogo.gsのスタンドラリーに通じるものがありますね。

時代を反映したガソリンスタンドの写真に、思わず興味津々に見入ってしまいます！

1970年UFOのような外観のスタンドは、大阪万博に設置されたガソリンスタンドだそうですよ。

映像コーナーでは、昔の地下タンクを埋める工事の様子を写した写真などを見ることができました。

地下タンクを利用している点は、性能は違うとはいえ、大正時代も令和の今と大きく変わっていないと思うと、不思議ですね。

SSゾーン

レトロな時代を経て、現代に戻ってきました！

最新の環境性能にも優れた計量機が展示されています。

ガソリンベーパー回収機能付き計量機では、給油時に発生するベーパーを液化回収し、大気放出を抑えることで、給油時のにおいも解消されます。また、引火防止により安全性も高まります。

ノズルの先にも秘密があり、ベーパーを回収吸引する隙間があるんですよ。

ロングホース型計量機は、反対側給油でもホースを軽快に取り回しできるため、給油レーンを選ばずに利用できます。

給油したいレーンだけ埋まっている…という残念な状況を回避できて、ストレスフリーですね！

ディーゼルエンジン車にの排出ガス浄化装置として必要不可欠な AdBlue（アドブルー）の補給機です。

ガソリンスタンドで見たことある！という馴染み深い製品が色々と展示されています。

こちらは セルフサービスコンソール 通称SSCと呼ばれるもので、セルフSSにおいて「給油許可」などを行う機器です。

gogo.gsでも、「給油許可」について実際のガソリンスタンドを取材して、記事でご紹介したことがあります。

≫ セルフ給油の時に「給油許可」が必要、って知っていますか！？給油許可までの流れを詳しく解説します！

ノズル1つとっても、様々なタイプがあります。

例えばこちらの ウルトラノズルは一般的なノズルと比べて、30%も軽量化されています。

セルフ給油の際に、ノズルが重くて苦手なご年配の方などにも使いやすいように、と工夫されているそうですよ。

また、ウルトラノズルのすごいところは重さだけではありませんでした！

ガソリン給油の際は、空気の泡も混ざってしまうのですが、ウルトラノズルでは泡を出にくくすることにより、多くのガソリンが給油できるようになっています。

満タン自動停止後の継ぎ足し給油は禁止されているため、これなら継ぎ足ししたい気持ちが起こらないよう、最初から十分な量が給油できますね。

地下タンクコーナー

普段ガソリンスタンドで見ることはない、地下タンクの展示もありました。

SS土壌への油漏洩などを防ぐFsF地下タンク。

想像以上の大きさに驚きます！！

レスキューシリーズ

災害時など停電が発生してしまった場合なども、迅速に解決する「レスキューシリーズ」コーナー。

給油所用緊急用発電機や緊急用バッテリー可搬式計量機などが展示されています。

自家発電設備を備え、災害などが原因の停電時にも継続して地域の住民の方々に給油できるガソリンスタンドは、住民拠点SSとなり、現在では全国で14,000箇所以上が登録されています。

このように普段ガソリンスタンドで目にするものから、見る機会のいもの、あまり意識して見ていなかったものなど、様々な展示があり、ガソリンスタンドへの興味がさらに深まるショールームでした。

ただ残念ながら、一般公開は行っておりませんので、見学希望の問い合わせなどはお控えいただきますようお願い申し上げます。

今度ガソリンスタンドに行かれる際は、タツノの計量機かな？など、計量機にも意識を向けて給油してみてくださいね。