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2025年4月9日
6月から、ガソリン補助金の支給額を決定する方法が変更になることが検討されています。新制度になった場合、ガソリン価格は安くなるのでしょうか!?
ガソリン補助金はどう変わる?
現在のガソリン補助金や原油価格など、ガソリン価格に関係する要因と合わせて、確認してみましょう。
現在はレギュラーガソリンの基準価格を185円として、毎週補助金の支給額が決定されています。
2023年6月には、ガソリン補助金支給額が 1Lあたり40円を超えた時もありましたが、今年3月13日からの支給額は1Lあたり2.5円と、2022年1月の支給開始以降で最少額となりました。
≫ ガソリン補助金2.1円と最少額を更新!ガソリン価格はどうなる!?
直近1ヶ月間の補助金支給額は、1Lあたり10円を下回っています。
現在の制度では、レギュラーガソリンが185円程度となるようにガソリン補助金が支給されますが、6月以降は定額 1Lあたり10円を支給するように切り替えることが検討されています。
市況に関係なく、補助金が「定額」となることで、ガソリン価格の値動きが始まるわ。
直近のガソリン補助金支給額は、1Lあたり10円を下回っているため、定額で10円が支給されることになれば、現在よりガソリン価格が値下がりする見通しです。
現状だと、ガソリンが4~5円近く安くなりそう!
ただ、7日の会見では「原油高騰と為替の関係がどうなっていくのか、よく見て、価格を決めさせてもらうことになる」と自民党 森山幹事長は述べています。
現在原油価格が値下がり、円高が進む状況のため、この点をどのように補助金の支給価格決定に反映するか、今後注目したい点となります。
原油価格が急落しています。
WTI原油価格は4年ぶりに、1バレル=60ドルを下回りました。
背景には、アメリカ トランプ政権の関税措置による貿易摩擦で、世界経済が減速、原油の需要が減少するという見方や、OPECプラスが原油をさらに増産する方針を示していたことなどが挙げられます。
トランプ政権は様々なところに影響を与えているけど、原油価格も例外ではないのね。
ガソリン補助金の制度が、定額支給に切り替わることで、原油価格の下落・円高などがガソリン価格に反映されるようになります。
現在の状況が続くと、ガソリン価格の値下がりが期待できる!
ただ、また原油高・円安に転じた場合は、ガソリン価格の値上がりもあるため、手放しには喜べない状況です。
WTI原油価格が60ドルを下回るのは、2021年4月以来 4年ぶりとお伝えしましたが、2021年4月のガソリン価格は 143円台。
当時より円安が進んでいることもあるため、一概に比較はできませんが、今後ガソリン価格が下がることを願います。
長引くガソリン価格高騰。
今週はこれまでの最高値を記録した地域もあり、厳しい状況が続きますが、gogo.gsを活用しながら少しでもお得に給油しましょう。
ガソリン補助金だけでなく、暫定税率廃止への協議もしっかりと進めてほしいわ。
今後、ガソリン補助金の制度変更の詳細が決定したら、随時 gogo.gsニュースにて情報を共有していきます。
10円を下回っている、というのがポイントね。