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2022年9月16日

どうなる!?10月以降のガソリン補助金



今年1月より始まった ガソリン補助金。

これまで期限を2回延長し、9月末日で再度期限を迎えます。


10月以降はどうなるのでしょうか!?


現在のガソリン補助金は、全国平均ガソリン価格が1リットル168円以上になった場合、1リットルあたり35円を上限として補助金を支給しています。超過分はさらに半額を補助となります。


補助金の上限額は段階的に引き上げられ、原油高の影響もあり、6月には40円を超える補助金が支給されました。




10月以降のガソリン補助金についての報道を確認しましょう。


9月7日、政府は上限額の35円を縮小する方向で調整に入った、と報道されました。


10月までは上限額35円のまま維持、11月から5円ずつ下げる案が検討され、期限は12月末日までとし、調整中とのこと。


ところが、一転。

9月13日、円安ドル高などを背景に、上限額の据え置きを決定しました。


原油高だけではなく、円安ドル高の影響も受けるため、よりガソリン補助金の出口戦略が難しくなっています。


ガソリン補助金が開始された1月から、9月までで1兆9000億円の国費が投入されています。

また、現在の制度をそのまま延長するには、1日100億円が必要とのこと。


これから灯油のシーズンとなり、さらに私たちが使用する燃料費が嵩みますね。


灯油についても、ガソリンと同額の補助金が支給されていますが、昨シーズンと比較すると やはり値上がりは避けられそうにありません。




ガソリン補助金の上限の見直しについては、今後も検討を続ける考えを示しています。


ただ、OPECプラスは10月の原油生産量の減産へと転換を決定しました。

昨年8月以降、コロナ禍から経済が正常化し、原油需要が回復しているため、段階的に生産量を増やしてきましたが、ここで減産へと方針の転換をはかることとなりました。


原油価格、円安の動きなどが反映されるガソリン価格。

ガソリン補助金の上限見直しについても、厳しい状況が続きそうですが、今後の動きに注目していきたいと思います。



*** 合わせて読みたい! ***


原油価格が値下がりしてもガソリン価格は下がらない理由とは!?  (2022年8月26日 公開)
ガソリン補助金開始から半年!ガソリン価格はどうなった!? (2022年7月22日 公開)

【参考】
【独自】ガソリンの補助金 11月から「5円」ずつ縮小で検討
ガソリン補助金上限 “価格動向など見極めて検討” 経済産業相
「ガソリン補助金は最初からやるべきじゃなかった」ガソリン補助金いつまで継続? 巨額の国費1日100億円投入 政府の中から疑問の声