人生の節目はいつもこの会社とある。
工場勤務の単調な毎日から救ってくれた時も。
外仕事に疲れて一度辞めた自分を笑顔で迎えてくれた時も。
居場所になってくれたのは、いつもこの会社だった。
元来が引っ込み思案で人見知り。
誤解を招いても反論できず、そんな自分に苛立ちを感じていた。
今の社長に代わったのはその頃のこと。
次々と挑戦を表明する2代目に翻弄され、迷い、そして気づかされた。
理念を貫くには変化し続ける必要がある、と。
以来、15歳年下の子に頭を下げ、睡眠を削って整備の勉強に充てた。
私は遅咲きの検査員。新しい居場所をくれた会社には感謝しかない。
だから私も…
変わりゆく地元のカーライフに変わらぬエイワ魂を届けていきたい。